Message from the CEO
"笑顔がつくる人生"をつくる
1980年に創業以来、当社は40年以上に渡り地元沖縄の方々に支えられてきました。20年以上前に独自の入れ歯を開発し、その後特許を取得、多くの県民の皆様に使用していただきました。
当時の創業者の想いは、「歯で悩んでいる皆様に、最良の歯科技工物をお届けする為に挑戦する」でした。
時代は変わりデジタル化が進み、材料や製作方法が変わる中、その姿勢を受け継ぎ今でも大切にしております。歯は豊かで幸せな人生を送るために、必要不可欠なものであると考えております。
経営理念である“笑顔がつくる人生“をつくる、はその姿勢と想いを表した言葉です。
歯に悩めるすべての人に寄り添い、共に歩み続ける歯を製作する者としてこれからも挑戦し続けていきたいと思います。
株式会社DENT-EASE
代表取締役 田里涼
Interview
代表インタビュー
歯科技工業界の課題
私は、3代目として2011年に代表として就任しました。大学卒業後に高校の教師をして、その後、東京で法人営業をしておりました。
地元沖縄のために貢献したいと、30歳の時に沖縄へ戻り代表を引き継ぎました。
そこで最初に見た歯科技工業界の現実は、就労時間が長く休みが短いということです。
徹夜、残業はあたりまえ、仕事に追われて、プライベートも充実できない。
実は歯科技工士になる人は毎年減っており、養成学校も減少しています。免許取得後の就業率も低く、50歳台が半数と高齢化が進んでいます。また、ある統計によると歯科技工所を20代で辞める割合が74%だそうです。そんな現実を目の当たりし、愕然としました。
製作工程のデジタル化・機械化と組織化
そこでまず着目したのは、製作工程のデジタル化・機械化です。
たとえば、歯のデザイン工程をCADでデジタル設計を行い、そのデータ削り出す機械を導入し、工程の簡略化と均質化に努めました。
他にも自動脱漏機や研磨機等も導入し機械化を積極的に推進しました。人の手が減ってくるぶん、機械で出来る作業は機械に任せ、人の手でしかできない工程の細部を人が担当するようにしました。
また採用とM&Aで社員数を増やし組織化を図りました。部署ごとにその日の作業量や就業予定時間を共有し、全員が早く終業できるようチームで協力出来る体制にしました。
歯をお口のジュエリーと捉える
元々我々の仕事は患者様と関わる機会が少ないですが、もっと直接患者様のご要望をお聞きし、対話していきたいと考えております。
そのためには、信頼感があり、親みやすさを表現していく必要があると思い、ユニホームとロゴを刷新しました。ユニホームは歯科技工業界初のかりゆしウェアをオリジナルで製作しました。
ロゴについて、私たちは患者様の歯を、「お口のジュエリー」と捉え、それを表したジュエリーのように輝く色で「DENT-EASE」と「DIGITAL」の頭文字Dのモチーフをベースにしています。
顔の見える技工所として積極的にSNSでの発信も行っております。
歯科技工士が輝く会社になる
歯は一生つきあう大切な財産です。
その歯をつくる歯科技工士がいなくなっては多くの人が困ります。
ここに危機感を感じ、歯科技工士業界をもっとやりがいのある、働きやすい環境にしていきたいと私たちは考え、完全週休二日制の導入、組織化することによる効率化、待遇の改善を行いました。
まだまだ理想とする環境ではありませんが、年々少しずつ改善しております。
よい歯をつくるには、一人ひとりが輝き、やりがいをもって仕事をする必要があります。
私たちは歯科技工士が輝く会社を目指し、沖縄県の方々に末長く、品質の高い歯をご提供できる体制を構築して参ります。